継母ままおや)” の例文
旧字:繼母
が、まだ二人ともなにも言わなかった時、つれと目配せをしながら、赤ら顔の継母ままおやあらためて、男の前にわざとらしく小腰、——と云っても大きい——をかがめた。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
時に、継母ままおやの取った手段は、極めて平凡な、しかも最上もっとも常識的なものであった。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)