“組付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くみつ50.0%
くみつい16.7%
くみつき16.7%
くみつく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片方がいきなり椅子を掴んで投げつけた、身を沈めてそらす、「畜生‼」といいざま飛礫つぶてのように組付くみついた。
黒襟飾組の魔手 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
花「悪い奴じゃ、こんな村境むらざかいの処へ出やアがって追剥おいはぎをしやアがって悪い奴じゃ、今度こんだ此辺こゝらアうろ/\しやアがると打殺ぶちころすぞ、いやうしろれか居やアがるな、此奴こいつ組付くみついて居やアがったか」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
入させ給ふべきは全く徳太郎君の御名をかた曲者くせものそれ召捕めしとれはげしき聲に與力ども心得たりと左右より組付くみつきなんなくなは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持ちたる故隨分ずゐぶん用心ようじんはすれども白晝ひるひなかの事なれば何心なく歩行あゆみきたりし所手拭てぬぐひにて顏をつゝみたる大の男三人あらはれいで突然ゆきなり又七に組付くみつくゆゑ又七は驚きながら振放ふりはなさんとる所を一人の男指込さしこ懷中くわいちうの金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)