“素敏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すばし28.6%
すばしこ28.6%
すばしっ14.3%
すばしっこ14.3%
すばや14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今も君たちは素敏すばしっこい逃げ足で、どこかをどんどん駈けているのかい? 今ごろは監獄にでもぶちこまれているのか、それとも別の主人に身を寄せて
喧嘩にはれてますから素敏すばしこい。立つか立たないに、ぴしゃぴしゃと、平掌ひらてで銀の横ッつら引叩ひっぱたいた、その手が火柱のようだからたまりません。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あの少年のように小柄で、素敏すばしっこい黒眼鏡の男こそ、外ならぬ北園竜子その人ではなかったかとね
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
と僕は素敏すばしっこく切り上げて出て来た。この上お談義を聞く気分になれない。
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
素敏すばやいなあ。まるで商売人だ」
村の成功者 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)