“素気”のいろいろな読み方と例文
旧字:素氣
読み方割合
そっけ68.0%
すげ29.0%
そつけ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、いうことは素気そっけないが、話を振切ふりきるつもりではなさそうで、肩をひとゆすりながら、くわを返してつちについてこっちの顔を見た。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不本意ながら撫子をそのうちお許しすると御約束した以上はそう素気すげなくばかりも出来ないので、ともかくもお通しさせる事にした。
ほととぎす (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
姉の政子はそんなことは何うでも好いといふやうに素気そつけなく言つて、ぐんぐん石段を登つて行つた。
父親 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)