紙挾かみばさ)” の例文
新字:紙挟
一弾は紙挾かみばさみに勢いをそがれ、横にそれてわきにひどい裂傷を与えていたが、それは別に深くはなく、したがって危険なものではなかった。
紙挾かみばさみにはたえず、自己流の一幕物か二幕物がはいっていた。しかしその価値についてはあまり自信がなくて、かつて判断に供するの勇気がなかった。
「フィーユ・デュ・カルヴェール街六番地、ジルノルマン氏。」それから彼は紙挾かみばさみをまたマリユスのポケットにしまった。
ジャヴェルはマリユスの紙挾かみばさみを取り上げてしまった。