“粗壁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらかべ83.3%
かべ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝間の粗壁あらかべを切抜いて形ばかりの明り取りをつけ、藁と薄縁うすべりを敷いたうす暗い書斎に、彼は金城鉄壁の思いかで、こもっていた。
贋物 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
というよりはむし粗壁あらかべのままで——ちょうど今時、屯田兵とんでんへいの宿舎や、ドイツ人の移民の住居に建てられているような家だ。
粗壁かべに乱れる
放浪記(初出) (新字新仮名) / 林芙美子(著)
粗壁かべに乱れる
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)