“範疇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんちゅう89.2%
カテゴリイ5.4%
はんちう2.7%
カテゴリー2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一匁一円二十銭だから水につけるとぐっとふくれるからそれほど高いものでもないが、やはり、この種の美味の範疇はんちゅうに属するといえる。
美味放談 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
結局、近代劇運動を全然、此の二つの範疇カテゴリイに入れてしまふことは不可能といふことになる。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
力仕事も庭掃にははきもするので、手代番頭といふよりは、下男と言つた範疇はんちうに編入されさうな、肩幅の廣い確りした若者です。
前者は自然の理法を否定せんとし、後者はそれを法則的に、経験科学の範疇カテゴリーで律しようとしている——。法水君、この結論には、いったいどういう論法が必要なんだね。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)