“管狐”の読み方と例文
読み方割合
くだぎつね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、狐の中にも種類がありて、白狐、オサキ、管狐くだぎつねと称するものは、狐中にて最も神変不思議の作用をなすように信ぜられておる。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
彼女自身の申し立てによると、彼女は一匹の管狐くだぎつねを養っていた。管狐は決してその姿を見せず、細い管のなかに身をひそめているのである。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
管狐くだぎつねという鼠ほどの小さな狐を山より受取って来て、これを使うなどということは世俗のややもすれば伝えることであるが、自分は知らぬ。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)