箕作城みつくりじょう)” の例文
日の出を合図に、先鋒は愛知川えちがわを押しわたっていた。そして翌朝はもう観音寺の城と、箕作城みつくりじょうの二つへ攻めかけていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
青年将校時代すでに、箕作城みつくりじょうの激戦には、味方に先がけて身に数ヵ所の手傷を負うほどな勇気を衆に示している。彼に、摩利支天まりしてんの一面がないとは決していわれまい。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)