“箍骨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ルーロ25.0%
たがぼね25.0%
わぼね25.0%
フーブス25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かなり無躾けに自分のスカートの太い箍骨ルーロを金髪娘にぶっつけ、おまけに肩にかけていたスカーフの端で、わざと娘の顔をなでるようにした。
けれども、その箍骨たがぼね張りの腰衣スカート美斑いれぼくろとでも云いたい古典的な美しさの蔭には、やはり、脈搏の遅い饒舌じょうぜつみ嫌うような、静寂主義者キエティストらしい静けさがあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そして、だぶだぶのズボンにシルクハットをかぶった見知らぬ紳士や、箍骨わぼねで張ったスカートに頭巾帽をかぶった貴婦人の色の褪めた写真を、注意ぶかく一枚一枚点検する。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
顔の美人粧パッチと袴の箍骨フーブスを取りながら、祖父にその金額をうちあけて、オルレアン公に支払うように命じたのだというのだが、死んだ僕の祖父というのは、僕も知っていたが