立言者りつげんしや)” の例文
想ふに茶山は鵬斎死期の近かるべきを聞いてゐて、妙々奇談中鵬斎をそしる段を読み、「気之毒」の情は一層の深きを加へたことであらう。譏刺きし立言者りつげんしやの免れざる所である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)