“穏便”のいろいろな読み方と例文
旧字:穩便
読み方割合
おんびん96.2%
オンビン3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は庭先にふくらんで来ている牡丹ぼたんつぼみに目をやりながら、この街道に穏便おんびんのお触れの回ったのは正月十日のことであったが
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「それで何もかもわかりました。就いてはあとの始末でござるが、どういうふうに取り計らうのが一番穏便おんびんでござろうかな」
半七捕物帳:11 朝顔屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
司内シナイ穏便オンビンヲ申スノ事
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)