“秦野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたの83.3%
はだの16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細かくってすみませんが、秦野はたの古葉ひねを二十年員としかずの並物を二十匁、甘いところで水府もの少々と蒔田物まいだものをまぜて三十匁ばかり。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(はがき)昨日きのうは、朝、急に思い立ち、秦野はたのの南方に、関東地震の際の山崩れのために生じた池、「震生湖しんせいこ」というのを見物および撮影に行った。……
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
さらに相州にも立派な根拠地を持って、今煙草たばこのできる秦野はだのに住んで波多野家となり、さらに山一つ越えて松田に住んで松田家を作り、さらにその西の河村を開墾して河村家を作ったのであります。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)