“福住”の読み方と例文
読み方割合
ふくずみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつまでそこの藝者屋にもゐられないし、それにもう塔の澤は一體にあぶなくなつたから、今度は湯本ゆもと福住ふくずみへ逃げるんだつて言ふのよ。
梅龍の話 (旧字旧仮名) / 小山内薫(著)
「わたくし二十七日に立って、箱根の福住ふくずみへ参りますの。一人で参っておりますから、お暇ならいらっしゃいましな」
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
また氷室ひむろの御祝儀ともいって、三月三日の桃の節句、五月五日の菖蒲しょうぶの節句、九月九日の菊の節句についで古い行事で、仁徳天皇の御代にやまべの福住ふくずみの氷室の氷を朝廷にたてまつって以来
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)