“神尾主膳”の読み方と例文
読み方割合
かみおしゅぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旗本の神尾主膳かみおしゅぜんはお預けから、とうとう甲府勝手かってうつされてしまって、まだ若いのに、もう浮む瀬もない地位に落されたが、当人はいっこう平気らしくあります。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
主人の神尾主膳かみおしゅぜんというのは三十越したばかりで、父が死んでの後はいい気になって、旗本の次男三男という始末の悪いやくざ者を集めて来ては、おのが家を倶楽部くらぶにしてさんざんの振舞ふるまいですが
甲府の神尾主膳かみおしゅぜんの邸へ来客があって或る夜の話