“砥石”の読み方と例文
読み方割合
といし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一枚二枚の判金を、若い奉公人が扱ひます時は、萬一の間違ひの無いやうに、砥石といしの上へ叩いて見るのが店の仕來りになつて居ります。
銭形平次捕物控:274 贋金 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
この十九日にゃあ一日仕事を休むんだが、休むについてよ、こう水をあらためて、砥石といしを洗って、ここで一挺念入ねんいりというのがあるのさ
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
截り取りたる石屑いしくづ及び砥石といしに用ゐしとおもはるる石器等を比較ひかくすれば、正しくコロボックルが磨製石斧をつくりたる順序じゆんじよを知るを得るなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)