“石炭酸”の読み方と例文
読み方割合
せきたんさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで消毒には石炭酸せきたんさんをつかえばよいとうことをイギリスの外科医ジョセフ・リスターが見つけ出しました。
ルイ・パストゥール (新字新仮名) / 石原純(著)
家の中は区役所の出張員が硫黄いおうの煙と石炭酸せきたんさんで消毒したあと、まるで煤掃すすはきか引越しの時のような狼藉ろうぜきに、丁度人気ひとけのない寂しさを加えて、葬式の棺桶かんおけ送出おくりだした後と同じような心持である。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
石炭酸せきたんさんのにほひひそめり
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)