“石切”の読み方と例文
読み方割合
いしきり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからまた、話はもどり、下り松で果し合いのあった朝、おれはあの近所だから見ていたという石切いしきりが現れる。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蔵前くらまえの八幡町、森田町、片町かたまち須賀町すがちょう(その頃は天王寺ともいった)、茅町かやちょう、代地、左衛門河岸さえもんがし(左衛門河岸の右を石切いしきり河岸という。名人是真ぜしん翁の住居があった)
と漸くに船を急がせ石切いしきり河岸へ船を附けて、浅草福井町の米倉屋孫右衞門よねくらやまごえもんと申して奉公人の二三人も使って居ります可なりの身代の人でございますが、自分のうちへ連れて参りました。
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)