トップ
>
知己
>
しりびと
ふりがな文庫
“
知己
(
しりびと
)” の例文
親戚
(
みより
)
もなければ
知己
(
しりびと
)
もない。で、お父様の死んだ今は、民弥は文字通り一人ぼっちであった。その上
生活
(
くらし
)
は貧しかった。明日の食物さえないのである。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
小林の
知己
(
しりびと
)
でこのごろ政府からひどく睨まれている有名な某文学者の手になった翻訳である。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
貞之進も
恐々
(
こわごわ
)
末席へ就いたが、あとで思うとあまり末席過ぎて両隣りが明いて居るため、かえって誰の目にも附くようで我ながら
鈍
(
おぞ
)
ましい、これにしても
知己
(
しりびと
)
のひとりでも来ればと
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
この物語の
首
(
はじめ
)
にちょいと噂をした事の有るお政の
知己
(
しりびと
)
「
須賀町
(
すがちょう
)
のお浜」という婦人が、近頃に娘をさる商家へ縁付るとて、それを
風聴
(
ふいちょう
)
かたがたその娘を
伴
(
つ
)
れて、或日お政を尋ねて来た。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“知己”の意味
《名詞》
知己(ちき)
自分のことをよく理解してくれる人。
知人。知り合い。
(出典:Wiktionary)
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
己
常用漢字
小6
部首:⼰
3画
“知己”で始まる語句
知己人
知己料
知己等
知己朋友