“矛盾（パラドッキシカル）” の例文

時は即ち永遠の一部に非ずや、事業は即ち修徳の一部に非ずや、永遠の為めに現時を賤しむ者、修徳の為めに事業を軽んずる者は是れ矛盾（パラドッキシカル）の論法也。

唯心的、凡神的傾向に就て（承前） (新字旧仮名) ／ 山路愛山(著)

“矛盾”の意味

《名詞》
矛盾（むじゅん　こっけい読み:ほことん）

つじつまが合わないこと。複数の命題が、同時に真となることがないこと。
(出典:Wiktionary)

“矛盾”の解説

矛盾（むじゅん、en: contradiction）とは、「二つの物事が食い違っていて、辻褄が合わないこと」を意味する日本語であり、中国古典『韓非子』の「矛と盾」の故事に由来する故事成語goo辞書。また、西洋の論理学用語の訳語として以下の意味も持つ。

伝統的論理学で、二つの概念または命題が一定の事象を同一の観点から同時に、一方が肯定し他方が否定する場合の両者の関係。

命題論理学で、複合命題からなる論理式の各要素命題にいかなる真理値を与えても必ず偽となる式。
ドイツの哲学者ヘーゲルは自身の「弁証法」理論で、物事が発展する原動力として矛盾を重視したgoo辞書。
(出典:Wikipedia)

矛	常用漢字 中学 部首:⽭ 5画
盾	常用漢字 中学 部首:⽬ 9画