“眼識”の読み方と例文
読み方割合
めがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすがは泰親の眼識めがねほどあって、年にもして彼の上達は実に目ざましいもので、明けてようよう十九の彼は、ほかの故参の弟子どもを乗り越えて
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
見ること、親にかずじゃ。この親たる江漢が断じて言う、断じて言う! 郁次郎を罪人というお眼識めがねは違っている
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其の書置かきおきに、私は老年の病気だから明日あすが日も知れん、し私がのちは家督相続は惣二郎、又弟惣吉は相当の処へ惣二郎の眼識めがねを以て養子に遣って呉れ、形見分かたみわけは是々
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)