相嗣あいつ)” の例文
地方に小さい団体の相嗣あいついで起るのは結構だが、それを一国の事業とするには、この孤立の弊を極力避けようとしなければならぬ。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「用箪笥の奥の隠し抽斗にあった、先代の遺言状——倅安之助の勘当を許し、岡崎屋の家督、相違なく相嗣あいつぐべきもの也——という直筆に判をしたのを破って捨てたのは誰だ」