“盲鬼”の読み方と例文
読み方割合
めくらおに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが的中すると地蔵が代ることは盲鬼めくらおにの一種とよく似ている。福島県海岸地方の地蔵遊びのことは、前に『日本の伝説』の中にも述べておいた。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「灯を消して盲鬼めくらおにが始まつた時は、二階に男が二人しか居なかつた筈だ。板倉屋の旦那と、白旗直八だ。その白旗直八はお前と同樣目隱めかくしをして居た」
「板倉屋の旦那の物好きで、盲鬼めくらおにを始めた、——板倉屋は鬼になるのを嫌つたが、左孝は何べんでも鬼になつた、——不思議なことに白旗直八は鬼が當らなかつた——と言ふんだね」