“目覩”の読み方と例文
読み方割合
もくと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは又関藤国助さんの「関五郎は藤陰の事に候」と書した柬牘かんどく目覩もくとした。国助さんは藤陰の女婿にして其継嗣なる成緒せいちよの子である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
日々東京市の變革を目覩もくとするにつけてわたしは獨り京都のみならず國内の都市はいづれも時勢の打撃を受けて東京及その近郊の如くなりつゝあるに相違ないと推測してゐたからである。
十年振:一名京都紀行 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
吾人の霊性の、飄として捉へがたく、えうとして目覩もくとしがたきものは、其樹木の根の如し。根は隠れて見えず、見えざれども在り、何処に在るや、地中にあり。それ地球は一ありて二なし。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)