“盧家”の読み方と例文
読み方割合
ろけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、真夜中の頃、盧家ろけのおもて門と裏門から二、三百人の捕手がとつぜん土足でなだれ込んだ。事すでにただ事でない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よいのくちになると、大番頭の李固りこ以下、盧家ろけの雇人四十幾人、二列になって、大旦那の前に出て生唾なまつば呑んだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてこれが盧家ろけの小僕、浪子ろうし燕青と聞いて、さらに驚きを新たにしたが、しかし盧の再度の大難が、ここでわかったのは、まだまだ、天の加護として、よろこんだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)