“皿鉢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さらばち80.0%
さはち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも不思議な事にはねずみの跳梁ちょうりょうはいつのまにかやんでいた。まれに台所で皿鉢さらばちのかち合う音が聞こえても三毛は何も知らずに寝ていた。
ねずみと猫 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
台所では皿鉢さらばちのふれ合う音、庖丁ほうちょうの音、料理人や下女らの無作法な話し声などで一通り騒がしい上に、ねこ、犬
竜舌蘭 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
名物皿鉢さはち料理の卓を圍んで土佐料理に舌鼓をうつて居る折、其時の母校々長、校友會長の甲藤義治氏の好意であつたらう、高知の名物男の政吉といふ老藝人を呼んでくれた。