“白堊塗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくあぬ50.0%
チョウクぬり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道ばたで薄ぎたないシナ人がおおぜい花崗石みかげいしを細かく砕いてふるいり分けている。雨が少し降って来た。柳のある土手へ白堊塗はくあぬりのそり橋がかかってその下に文人画の小船がもやっていた。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
あの白堊塗チョウクぬりの洋館が建てられたのは、明治三十年ごろのことですが、家が建って半年ばかりの後、その家の主人が行方不明になってしまった。
幽霊屋敷の殺人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)