発顕はつげん)” の例文
旧字:發顯
ただ発顕はつげんすることを知らないか、忘れているか、まぎらされているか、歪屈わいくつされているか、それだけの相違でしかない。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このような霊性を帯びた深い表情が日本人の顔に発顕はつげんするのはごくまれなので、いったいどういう高い精神生活を送ったひとなのだろうと眼を見張らせずにはおかなかった。
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)