“発向”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はっこう88.9%
たちむき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あわてて都から、討伐に向った城資永じょうのすけながたおれ、新たに、精鋭を組織して、薩摩守忠度さつまのかみただのりは今、北国路へ発向はっこうしている。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このたびの上洛は、私の戦いとは異なる旨、発向はっこうの前夜、とくと申し聞けたとおりである。大義の弓矢たることを
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの兵燹へいせんにめぐり会い、思わず足をとめているうち、軍勢をひきいて、あなた様にも、鎌倉をお発向たちむきと聞き、再度のお目どおりを楽しみに、お待ち申していたわけで
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)