“番場”の読み方と例文
読み方割合
ばんば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この人間ども、叩ッ斬ったる者は江州阪田のこおり番場ばんばの生れ忠太郎。(繰返していいつつ、書かせて貰い、次第にほろりとなり、落涙する)
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
愛知川えちがわ、小野、四十九院、摺針すりばり番場ばんばさめ柏原かしわばら。そして、伊吹のふもとまで、つつがなければもう近い。しかし、遠いここちでもあった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
坂本、本多、蒲生がまふ、柴田、脇ならびに同心等は、大手前おほてまへ番場ばんばで跡部に分れて、東町奉行所へ帰つた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)