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畏怖
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ゐふ
ふりがな文庫
“
畏怖
(
ゐふ
)” の例文
眼の前の光景の
陰慘
(
いんさん
)
さに、
畏怖
(
ゐふ
)
する前に、私は、私の過去の思ひ出が、激しく湧き出て來るのを抑へなければならなかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
雷のことを神鳴、鳴神といふのは、
畏怖
(
ゐふ
)
すべき神として上代人は体験してゐた。これは恐らく支那でも同じことであらう。
雷談義
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
柔和な顔付で凝つとそれを仰いでゐた和作の顔色は思はず変つた。人間性とはあまりに違ふ冷やかさを持つたものに対する驚きと
畏怖
(
ゐふ
)
とのまじつた顔色だつた。
朧夜
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
いや、敬意と云ふよりも
寧
(
むし
)
ろ
畏怖
(
ゐふ
)
を感じてゐた。お民は野や山の仕事の外は何でもお住に押しつけ切りだつた。この頃ではもう彼女自身の腰巻さへ滅多に洗つたことはなかつた。
一塊の土
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こは何ぞ、「
畏怖
(
ゐふ
)
」の
黨
(
ともがら
)
群
(
む
)
れ寄せて我を圍むか。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
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最初その祈祷を聽いたときには私はそれを
訝
(
いぶか
)
つた。やがて、それが續いて調子が高まつて來ると、私はそれに感動し、遂には
畏怖
(
ゐふ
)
したのであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
畏
常用漢字
中学
部首:⽥
9画
怖
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
“畏怖”で始まる語句
畏怖心
畏怖嫌厭