甲子夜話かっしやわ)” の例文
晩年、加藤清正が、若年時代の体験をその子に物語ったこととして「甲子夜話かっしやわ」にある記載を見ると
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから前年柳田氏に借りて写し置いた『甲子夜話かっしやわ』一七に、旗下はたもとの一色熊蔵話しとて
甲子夜話かっしやわ」には、慶長けいちょう十二年の朝鮮の使にまじっていた徳川家の旧臣を、筧又蔵かけいまたぞうだとしてある。林春斎の「韓使来聘記かんしらいへいき」等には、家康にえっした上々官をきんぼくの二人だけにしてある。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
夜床にはいってから、『甲子夜話かっしやわ』をあけて見た。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)