“甫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はじ80.0%
はじめ13.3%
3.3%
3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾齡わがよはひはじめて九つなるに、かしこにて説教せむこと、いとめでたき事なりとて、歡びあふは、母上、マリウチア、我の三人のみかは。
此中須川は年はじめて二十であつたから、羞恥のために独臥したのであらう。抽斎と椿庭とは平生謹厳を以て門人等に憚られてゐたのださうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
廻らんと桐山きりやまが見世の角迄かどまで來りし時足の爪先つまさきへ引掛る物ありしゆゑ何心なく取上見れば縮緬ちりめん財布さいふなりしかば町内を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
先づ山脇道作の子が来り、次に堀本一の子が来り、最後に田中俊庵の子が来つた。そして三人皆沢にしりぞけられた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)