“用件”の読み方と例文
読み方割合
ようけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ひそかなご用件ようけんとやらで、清浄せいじょうな、神殿しんでんにおいて、若君わかぎみとただふたりだけでお目にかかりたいと申しますが」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
用件ようけんをかんたんに申しますと、小生は貴家ご秘蔵の古画を、一幅も残さずちょうだいする決心をしたのです。きたる十一月十五日夜、かならず参上いたします。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「すると刈谷老人かりやろうじんのところへつきに一かいか二かいく、その用件ようけんなんですか」
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)