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環視
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みま
ふりがな文庫
“
環視
(
みま
)” の例文
愕然
(
がくぜん
)
として文三が、夢の覚めたような
面相
(
かおつき
)
をしてキョロキョロと
四辺
(
あたり
)
を
環視
(
みま
)
わして見れば、
何時
(
いつ
)
の間にか
靖国
(
やすくに
)
神社の
華表際
(
とりいぎわ
)
に
鵠立
(
たたずん
)
でいる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
漸くの事で笑いを
留
(
とど
)
めて、お勢がまだ
莞爾々々
(
にこにこ
)
と微笑のこびり付ている
貌
(
かお
)
を
擡
(
もた
)
げて
傍
(
そば
)
を視ると、昇は居ない。「オヤ」ト云ッてキョロキョロと
四辺
(
あたり
)
を
環視
(
みま
)
わして、お勢は忽ち
真面目
(
まじめ
)
な貌をした。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
フト何か憶出したような面相をしてキョロキョロと
四辺
(
あたり
)
を
環視
(
みま
)
わした。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“環視”の意味
《名詞》
複数の人が周囲を取り囲んで見ること。
(出典:Wiktionary)
環
常用漢字
中学
部首:⽟
17画
視
常用漢字
小6
部首:⾒
11画
“環”で始まる語句
環
環境
環礁
環飾
環状
環状星雲
環付螺釘
環帯
環麺麭
環中