瑠璃燈るりとう)” の例文
新字:瑠璃灯
(彼はそれから半年はんとしほどのち天然痘てんねんとうかかって死んでしまった。)僕等は明るい瑠璃燈るりとうしたにウヰスキイ炭酸たんさんを前にしたまま、左右のテエブルにむらがった大勢おおぜい男女なんにょを眺めていた。
彼 第二 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
するといつか天井からは、火をともした瑠璃燈るりとうが一つ、彼女の真上に吊下つりさがっていた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)