玻璃越ガラスご)” の例文
玻璃越ガラスごしに山々の風景を望んで居た一人の肥大な老紳士、是も窓のところに倚凭よりかゝつて、振返つて二人の様子を見比べた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
暫時しばらく二人は無言であつた。校長は窓の方へ行つて、玻璃越ガラスごしに空の模様をのぞいて見て
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)