猫頭巾ねこずきん)” の例文
半蔵らが橋のたもとまで急いで行って見た時は、本所方面からのとびの者の群れが刺子さしこの半天に猫頭巾ねこずきんで、手に手に鳶口とびぐちを携えながら甲高かんだかい叫び声を揚げて繰り出して来ていた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それから、差し子で、猫頭巾ねこずきんかぶり、火掛かりする。