“猟虎”のいろいろな読み方と例文
旧字:獵虎
読み方割合
らっこ83.3%
ラッコ8.3%
ラツコ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壁には、いろんな外套やマントが、ずらりとかかっていたが、その中には猟虎らっこの襟のついたのや、ビロードの折り返しのついたのもまじっていた。
外套 (新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
赤い帆の快走船ヨット、白い帆の快走船。また、猫背なヤンコの鉄骨の上には、秋の午後の陽がとろりとうすずいて、C字形の築港に抱かれた港内の海はまるで思春期の猟虎ラッコの肌みたいに滑らかだ。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黒の山高帽やまたか猟虎ラツコの毛皮
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)