“独探”の読み方と例文
読み方割合
どくたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独探どくたんだった事が判明したので一時大騒ぎになって、その男の顔が大きな写真になって新聞に出た事がある。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ボストンの正指揮者であったが、独探どくたんの嫌疑を受けてドイツに還ったのも、欧州大戦当時の昔話である。
ことにツェッペリンの襲英などに際しては気象状態に最も慎重な注意を払うは勿論であろう。それには英国側の観測が重要であるから、在英独探どくたん中にはこの方の係りも必ずあるだろうと想像される。
戦争と気象学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)