“犛牛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヤク66.7%
みょうご33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犛牛ヤクの乾脂の燃える音が廊下を伝わってくる。ひょいとのぞくと、ケティが平らな顔をニタリニタリとさせながら、向うのケルミッシュの部屋のなかへ入ってゆく。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
とそこへ、麦粉ツアンバ犛牛ヤクのバタを焼く礼拝のにおいがするので、みると、いまいた高僧ギクーをはじめ大勢が祈っている。私が、あの峰をなぜ拝むのかと訊くと、その高僧がつぎのように語ってくれた。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
法華経ほけきょうにいわゆる「犛牛みょうごのその尾を愛するがごとし」とあるその犛牛みょうごである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)