“牡丹畑”の読み方と例文
読み方割合
ぼたんばたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ホホホ、桑畑ではございませぬ。春の末には、毎年ここで皆様が床几しょうぎでお遊びになる牡丹畑ぼたんばたけでございまする」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄と実枝は勝手に押入れを開けて、かまや茶道具を調べ出した。礼助はその間中、庭を見て歩いた。和尚が作つてゐるらしい牡丹畑ぼたんばたけを見て帰つて来ると、兄は
曠日 (新字旧仮名) / 佐佐木茂索(著)
「そうじゃ。あれにうずくまって、退屈そうに、独り牡丹畑ぼたんばたけの牡丹を見ておる。声をかけてやってくれ」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)