“片股”の読み方と例文
読み方割合
かたもも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ソコで其の片股かたももだけ買う事に決めて、相当のあたいを払い、もしも暇ならば遊びに来いと云うと、田舎漢いなかものの正直、其の夜再び出直して来た。
「おお、象よかろ、よかろ。手では短い、その、くにゃくにゃとした脚を片股かたもももぎとって、美婦がった鼻へくッつけされ、さぞよかろ。」
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そしてたずさえている猪の肉の片股かたももと、肉切り庖丁とを、彼らの目のまえに突き出した。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)