“爪(ま)” の例文
お艶は肩を縮(すく)めて、自分の袖を爪(ま)さぐって居ります。少し伏目に、八五郎を讃歎させた白い額を見せて、柔らかい公卿眉(くげまゆ)と、美しい鼻筋、ほのかな唇の紅が、幾人かに恋患いをさせた魅力でしょう。