“煎茶家”の読み方と例文
読み方割合
せんちゃか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょっとした煎茶家せんちゃかか文人の書斎めかしたそこへ坐って、時々、頬杖ついているにすぎなかった。
案内に応じて通されたのは、日当りのい座敷だった。その上主人が風流なのか、支那シナの書棚だのらんの鉢だの、煎茶家せんちゃかめいた装飾があるのも、居心いごころい空気をつくっていた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)