“無頼者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ならずもの76.9%
あぶれもの15.4%
やくざもの7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんだって、無頼者ならずもの使嗾しそうして僕をこんな所へ引っぱって来たんですか。君たちは白昼に追剥おいはぎでもやろうっていうのか」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無頼者ならずものの一隊は、早くも駕籠を奪ってそのままに、神輿みこしを担ぐように大勢してかつぎ上げたようです。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかも、かのふたりは同町内に住んでいる無頼者ならずものであることも判った。
放し鰻 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
捕手の列の中には、乱闘にまぎれて山手組同様な無頼者あぶれものと睨まれたこんがらとせいたかが、無残や、手縄てなわ十手囲いとなって引ッ立てられて行ったのである。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「大儀であった。山手組の無頼者あぶれもの達に召使の者がすんでのことさらい行かれるところであったが、もう散々に逃げ失せた様子ゆえ、どうぞ後にかまわず引き上げてもれ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
田野でんや黄童こうどう白叟はくそうが何を知ろうぞ。あれは沛郡はいぐん匹夫ひっぷに生れ、若くしてくつを売り、むしろを織り、たまたま、乱に乗じては無頼者あぶれものをあつめて無名の旗をかざし、うわべは君子の如く装って内に悪逆をたくら不逞ふていな人物。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さては無頼者やくざものでござりますな」
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)