“焌(く)” の例文
宮は楽椅子を夫に勧めて、躬(みづから)は煖炉(ストオブ)の薪(たきぎ)を焌(く)べたり。今の今まで貫一が事を思窮(おもひつ)めたりし心には、夫なる唯継にかく事(つか)ふるも、なかなか道ならぬやうにて屑(いさぎよ)からず覚ゆるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)