“烈公”の読み方と例文
読み方割合
れっこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名高い水戸の御隠居(烈公れっこう)が在世の日、領内の各地に郷校を設けて武士庶民の子弟に文武を習わせた学館の組織はやや鹿児島かごしまの私学校に似ている。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その時、中津の人気にんき如何どうかとえば、学者はこぞって水戸の御隠居様ごいんきょさますなわ烈公れっこうの事と、越前の春嶽しゅんがく様の話が多い。学者は水戸の老公ろうこうと云い、俗では水戸の御隠居様と云う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)