“瀬沼”の読み方と例文
読み方割合
せぬま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やあ驚いた、あの枝はもう咲きますな、さすがにお手入れが良いだけあって、この臘梅ろうばいはいつも半月早い、——庭木では誰にもひけを取らぬと云う瀬沼せぬま老が、この臘梅には音を
嫁取り二代記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
この土地には珍らしく、降りだした雪が三日も続いてようやくあがった或る夜、瀬沼せぬま新十郎となのる客がおとずれて来た。良人と同じ年頃のひとで由紀には初めての顔である。
日本婦道記:藪の蔭 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)