“濁音”の読み方と例文
読み方割合
だくおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かねて手筈てはずのとおり、工場の門衛番所に、柱時計が十二の濁音だくおんを、ボーン、ボーンと鳴り終るころ、組下くみしたの若者が、十名あまり、集ってきた。
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)
『おいっ、獅子丸ししまる』と、わざと呼んだ。おもしろ半分に、松明を振りうごかしてばかりいた小冠者は、清盛の濁音だくおんをはね返して、間髪かんぱつに、答えた。
弟に無心を言うような兄は濁音だくおんの倹約をしない。
或良人の惨敗 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)